無色や透明の江戸切子ってあるの?
江戸切子といえば、鮮やかな青色や赤色のグラスを思い浮かべる人が多いかと思いますが、最近では無色透明の切子も注目を集めるようになっています。
江戸切子の始まりは透明の切子だった
そもそも江戸切子の始まりは、天保(1830年代あたり)の頃に南蛮人らが持ち込んだガラス製品に、江戸の職人たちが切子細工を施したことが発起となっています。なので最初の頃の江戸切子は、外国から持ち込まれた透明なガラスを基本とした物で、色は無く透明の物が主流でした。その後に職人らの手によって、鮮やかな色のついたガラスを透明なガラスの上にかぶせて細工した物が開発され、今日私たちが良く見る江戸切子につながっています。
透明の江戸切子の魅力
当初は透明であった切子ですが、時代を経るにつれて次第に青や赤等の色を持つものが主流となってきていましたが、現代になって改めて透明の江戸切子にもスポットが当てられ始めました。洗練された切子細工は、長い伝統を感じつつもどこか新しく感じる不思議な魅力を感じることができ、今の時代の人たちが魅力を再発見したのも頷けるのではないかと思います。実際お店に足を運んで実物を手にしたり、インターネットなどで写真を見たりして、ぜひ一度透明の江戸切子を見て頂きたいと思います。勿論赤や青の江戸切子も美しいのですが、透明だからこそ際立つ切子技術の繊細さが、透明の切子の場合には良く味わえるのではないでしょうか。特に、光を反射して無数の小さな光沢を放つさまはダイヤモンドの様でいて、しかしダイヤモンドには無い独特の光の柔らさがファンを魅了する一端となっています。
昔から受け継がれてきた伝統的技術と現代のデザイン的価値観がうまく融合し、様々なカットのパターンによって変わる光沢は、まるで氷細工のように繊細です。数あるデザインの中で、自分の一番のお気に入りを見つける楽しさも味わえるのではないかと思います。当サイトでは クリスタル ロックグラス L-301 をご用意しております。