当サイトで扱っている日本の伝統工芸品である江戸切子のカットグラス。
その製品がどのような工程を経て一つの作品となるのかを、江戸切子協同組合様よりご提供頂きました資料画像と共に見ていきたいと思います。
今回はその第三工程の『三番掛け』についてです。
工程その3 三番掛け
粗摺りにて、割り出し線を基に切子図案の基本線や基本となる面が彫りこまれ、その大きめのカット模様をさらに細かくデザインを彫り込んでいく作業。
ダイヤモンドホイールを使い分け、カットの幅や形・深さなどによりさらに細かい削り出しを行い、この作業によってデザインがほぼ決定。
カットした結果、ガラスは擦りガラス状になり表面がザラザラになりますが、光沢の無い表面が今後の磨き工程にてキラキラになります。
画像提供:江戸切子協同組合様